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ニュージーランドの学校共同体
【331】 カワバタヒロト 2010/02/19(Fri) 15:04
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「ゆるくて、ゆるがないコミュニティをどうつくる? 川端裕人のゆるゆるで回す「明日の学校」体験記」という連載をはじめました。
たぶん8回くらいやります。

隣の芝生が青く見たりするのは事実。
この世に楽園だとか、天国だとか、理想郷なんてないことなん最初からわかってます。しかし、異文化の中に飛び込んだら、自分が見えてくるってのもよくある話。

がんばって書きます。

【332】 猫紫紺 2010/02/19(Fri) 15:14
さっそく拝見しました!
それにしても、日経ビジネスオンラインとは、すごいですね。

校長先生のお顔の輝きと共に、かの地が輝いてみえました(微笑)
・・・というのは半分冗談ですが、今の日本の学校の閉塞状況を打破するヒントが見えるかも、と思いました。PTAシンポジウムでもコミュニティースクールの話が出ていましたことですし、何でコミュニティースクールが政策の一環として出てきたのか、考えさせられます。

ご連載、楽しみにしております(*^_^*)!


【333】 カワバタヒロト 2010/02/19(Fri) 15:34
ありがとうございます。
感想をコメント欄(記事の下の方からリンクがあります、ぼくもさっき知った)にたくさんつくと、編集者はとてもうれしいそうです。
お時間ありましたら、書いてあげてくださると、ぼくもうれしいです。
と、これ丁寧な強制(笑)。


【334】 柳下 2010/02/19(Fri) 16:12
カワバタさん>
私も拝読しました。
うちの子もニュージーランドの学校に行かせたくなりました。
 カワバタさんがおっしゃってますように、私も日本の学校って息苦しさを感じてしまうのです。なぜなのでしょう。
 連載楽しみです。


【338】 猫紫紺 2010/02/19(Fri) 23:46
あはは、丁寧な強制ですか!(笑)
感想コメント書いてきましたよ〜!同じような感想になって申し訳ありませんが。でも笑い話も追加しました。
拙ブログでも紹介させて頂きました。★click here★


【341】 TRK 2010/02/20(Sat) 18:51
あのー、すみません。。
コメント欄のリンクがどうしても見つかりません。ページのどこらへんか教えてくださーい


【342】 柳下 2010/02/21(Sun) 08:39
TPKさん>
もう、お気づきかも知れませんが、念のため書かせていただきます。
このトピックの一番上のカワバタさんがリンクしてくださっているclick hereを押してください。そのリンク先の記事の下の方をひたすら見ていくますと、『この記事のコメントを読む』という欄が見えます。そこをクリックしますと、コメントが読めます。コメントも書く事ができます。


【344】 TRK 2010/02/21(Sun) 12:24
柳下様
どうもありがとうございました!
画面のずっと下のほうでしたね(教えていただいても、まだ見つけるのに苦労したワタクシ・・・)


【352】 とまて 2010/02/25(Thu) 16:26
 やっと、読者登録して読んで参りました。何だか子供も保護者も、日本より幸せそう(笑)。
 日本の学校の息苦しさって、学級への生徒の囲い込みがタイト過ぎるからなんじゃないかと、以前『大人問題』五味太郎(著)などを読んで思いました。★click here★


【354】 まるお 2010/02/25(Thu) 18:07
とまてさん>
>学級への生徒の囲い込みがタイト過ぎるからなんじゃないか

いじめ学者の内藤朝雄さんも常々強調されている視点ですよね。
留学生(中国)から「お昼休みに家に帰ってお昼を食べることがよくある」と聞いて、彼我の違いを感じました。


【356】 カワバタ 2010/02/26(Fri) 10:37
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それでは、続きが出たのでお知らせします。
本日中なら無登録で読めます。
明日からも無料(要登録)で読めます。
とりいそぎ。


【386】 TRK 2010/03/05(Fri) 13:12
第3回が掲載されていましたよー
と、カワバタさんより先に、勝手に★click here★

・・・私、かなり衝撃を受けました。
PTAがどうこうと言うより、教育に関わるところの、全体の制度設計が全く違うんですね。


【387】 カワバタ 2010/03/05(Fri) 13:15
ありがとうございました。
久々に「元PTA仲間」と会ってきてました。いわゆるストレス発散ですね。しゃべるしゃべる。

TRKさん、このように違う制度設計の中で、PTAというのも実はあって、それ次々回以降のテーマです。
次回までは、現行制度について体験的に綴っていきます。


【389】 TRK 2010/03/06(Sat) 10:52
ニュージーランドのPTAの話、更に楽しみにしています。
想像ですが、学校の運営基盤がしっかりした上であれば、PTAも「やりたい人がやる」が実現できるでしょうし、本当の意味で「PとTの成長の場」となるのではないかと思います。


【419】 カワバタ 2010/03/12(Fri) 10:42
4回目、アップしました!
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よろしければ、どうぞ。


【451】 川端裕人 2010/03/19(Fri) 17:58
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5回目アップです。
なぜ、学校理事会システムが出来たのかという、歴史の話に入りました。
6回目もこの続きで、7回目からPTAの話へと移る予定です。
お知らせまで。


【452】 管理人 2010/03/20(Sat) 01:14
投稿者からの依頼により削除しました。

【453】 カワバタ 2010/03/20(Sat) 12:31
コメントありがとうございます。
ニュージーランドにだって、いじめはあるし、担任の質もいろいろだし、教師がお気に入りをつくることだってあるし、学力、特に数学は初等教育レベルでは日本のがずっと上です。
この世に楽園なんてないってことで(笑)。
それはあまり当たり前のことなので、ぼくは実はそれほど興味ないんです。嫌でも目に入ってきてしまうことを除いて。
(実は、このあたり、知りたい読者がたくさんいることは認識しているのですが)

それは、また、ぼくの子たちが、今のところ、日本の学校で極端にひどい目にあったことがないから、かもしれないですねぇ。
もちろん、いじめ・いやがらせの対象になったり、クラス全体が荒れたり、とかあるんですよ。
でも、その都度、学校や担任との話し合いは成立したし。
ぼく自身はけっこうひどい目にあいましたが(子どものとき)、今はずいぶんまし、と思えるだけの体験をたまたまできてきたのかもしれません。

ぼくがニュージーランドで注目しているのは、「保護者に丸投げして」回っているという事実なのですね。これまでの議論では。

ここから先、もう少し保護者共同体の深みに下りていきますが、それは次々回以降でPTAの話です。「丸投げにした環境で、保護者共同体はどうなっているか」みたいなのが中心テーマです。


【460】 管理人 2010/03/22(Mon) 09:33
投稿者からの依頼により削除しました。

【461】 管理人 2010/03/22(Mon) 11:48
投稿者からの依頼により削除しました。

【462】 カワバタ 2010/03/22(Mon) 18:40
Aha!です。

学力の問題は別にそれほど関心なかったので、調べてなかったのですが、今、原稿を書きながら、とうとうPISA2006をみてみると、こんなかんじ。

*****
 2006年に行われたOECDの「生徒の学習到達度調査 」(PISA)で、ニュージーランドの成績はいかほどか。
 これが悪くない。
 まず、科学的リテラシー関連の全体成績では、日本に次ぐ第7位。「科学的な疑問を認識すること」の領域では、フィンランドに次ぐ第2位(日本は8位)、「減少を科学的に説明すること」の領域は日本よりも2つ低い第9位、、「科学的証拠を用いること」の領域では、第5位(日本は2位)だった。
 また、読解力の領域では、韓国、フィンランドに次ぐ3位(日本は15位)、数学的リテラシーでは、日本に次ぐ11位だった。ニュージーランドに滞在中、ぼくはこの結果を知らないまま、初等教育では算数は日本の方が上、と感じてきたけれど、必ずしもそうではないことが見て取れてびっくりさせられた。
********
いや、びっくりしました。
超ゆとり教育なのに、日本とかわんない、、と。


【463】 猫紫紺 2010/03/23(Tue) 17:09
ニュージーランドの学力のお話、びっくりです!
彼の地では、子ども達の放課後の過ごし方は、いかがでしょうか?

OTさん>
>人としてはきっと温かい子供が
>育つ印象があります。

なんだか、わたしもそう感じます^^。


【473】 カワバタ 2010/03/26(Fri) 17:20
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今回で、学校理事会編はおしまいです。そして、次回からPTA編。

放課後の子どもたち、遊んでますよー>猫紫紺さん。
特に日の長い夏なんて、外遊び外遊び外遊び。
ただ、PISAの対象年齢の15歳になる頃には、結構、ガツガツ勉強しているかも。国の資格試験を受けなければならないですし。

少なくとも、小学校のあいだは、がつがつやっている人はあんまりみなかったです。塾もないし。家庭教師っていえば、「よほど出来ないの?」と思われるふうだし。


【474】 管理人 2010/03/27(Sat) 18:22
投稿者からの依頼により削除しました。

【475】 とまて 2010/03/27(Sat) 18:32
 やっと、連載に追いつきました(笑)。セーフティーネットの部分に特に関心を持ちました。理事会はPTAとは別物とは言え、アマチュアの集団がある種の力を持つ場合、間違いをチェックする機能は有ってしかるべきよね、という気持ちを再確認。
 また、学校の先生の学級経営(?)だって、急に大きな権限を任されても…という面も有るかもしれませんし、逆に権力に酔ってしまうという面も有るかもしれません。

 利害関係の無い選挙管理人の制度も魅力的に思われました。
 Twitterで呟いたこともありましたが、『PTA読本』(1948文部省内PTA研究会&時事通信社)では、
PTA役員選挙前に候補者に1分間以内の簡単な挨拶を要求する。この際挨拶の述べられないような者は原則として候補者の資格は無い。
と書いています。黙っていれば、役員に成らずに済むのですよ、マイ・フレンド…じゃなくて(笑)、つまり、候補者が必要人数よりも多く居ることが想定されていたということですよね。事実はどうだったのかも気になりますが。


【482】 猫紫紺 2010/03/27(Sat) 23:27
カワバタさん>
わかりました?レスポンスありがとうございます。
NZの子ども達は、放課後外遊び三昧!いいですね〜!
豊かな自然環境の中、とても素敵な遊びが展開されるんだろうなあ・・♪
15歳程度でみっちり勉強に入るのも、メリハリがあっていいのではないでしょうか。

OTさん>
ほんと、わたしも暮らしてみたいです、NZ。


【483】 カワバタ 2010/03/27(Sat) 23:43
OTさん、ニュージーランドは、本当に小学生にとってはすごく住みやすいと思います。いじめとか、無いわけではないですが、とてもプレッシャーがゆるいです。
もちろん、親にも。
でも、そっちにいると、それが逆に心配になって、日本人家系では、土曜日に補習校に通わせたり、いろいろ、よしあしがあるようです。

とまてさん、さっそく、連載にコメントくださったのですね。前回のはたぶん猫紫紺さん?

これは助かります。
日経ビジネスオンラインが、PTAは話題になる、と思ってくれるといいのですが。


【484】 猫紫紺 2010/03/28(Sun) 02:06
カワバタさん>
あ、はい。前回のコメントはわたしです(恥)。
コメントがいざ掲載されたら、中盤にある「システム」の直前の文言が抜け落ちてまして・・、少し残念です。もっとも、書いたわたし自身も何と書いたのか忘れてしまったのですが。

>日経ビジネスオンラインが、PTAは話題になる、と思ってくれるといいのですが。
本当に!
発言小町などでも、あれだけレスがつくのですから。


【485】 とまて 2010/03/28(Sun) 12:50
カワバタさん>匿名ですし、差障りのある部分とか単純ミスは編集部の方が直してくださるそうなので、アマチュアとしては逆に気が楽ですね。
マスコミがPTA問題を取り上げてくださると良いと考えていらっしゃる方々にお勧めしたいです。


【486】 管理人 2010/03/28(Sun) 16:43
投稿者からの依頼により削除しました。

【487】 とまて 2010/03/28(Sun) 17:46
OTさん>確かに、個別の事件に関してディテールを記事にしていただくのは危険が伴いますよね。

 一般論でもいいですので、新聞・雑誌・公共性の高いWebサイトで話題にしていただけたら、そのメディアに対して「取り上げてくださってありがたく思っている」ことを伝えることによって、関心のある人が多いなら、PTA問題を取り上げていこうと思っていただけるとよいなぁと考えています。

 『教育委員会が、アマチュアである保護者の只働きをあてにして学校行政を行っている』ということが本当なら、それを公にして是非を問うべきですよね。幼稚園児の母で、子供が小学生になったら又働こうと思っているお母さんは沢山居ると思います。また、今現在の小中学生だって、仕事か子供のどちらかを選ばなければならない社会なんて、願い下げでしょう。


【498】 カワバタ 2010/04/02(Fri) 11:56
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今回よりPTAの話になっていきます。
ニュージーランドのPTAはファンドレイズ系ですが、「保護者を代表している」ってことはまったくないのが、ポイントかと。


【535】 カワバタ 2010/04/09(Fri) 19:47
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PTAの話が続きます。
今回は、和風PTAとキウィ流PTAの違いを比較したりしています(和風、という言葉はFJNさんより借用)。

そして、そののち、やっとPTA規約を読むことができ、

なんとなんと、キウィ流PTAも全員参加だった!!という事実を知ります。
と同時に、「会を廃止するための条項」も規約のなかにあるということも。
さて、どう考えるとよいのでしょう。]


【541】 とまて 2010/04/11(Sun) 11:48
拝読してきました!
全員参加なんだけど廃止条項ありって面白いですね。日本のPTAは「全然、民主的じゃない」は、全く同感です(笑)。

余談ですが3000ドル、9000ドルっていくら?と思って調べたら、今のレートで1NZドル66円くらい…。198,000円、594,000円合計80万円弱くらいで合っているのかしら?(それにしても、2008年のレートはびっくりするくらい変動してますね、最高値88.12 最安値47.79ですって…★click here★


【543】 カワバタ 2010/04/12(Mon) 09:48
実際、50円くらいの時に換金していれば!と後悔しましたよー。学費は55円くらいでずいぶんエコノミーな時期に払ったのですが、滞在中はだいたい60-66の間くらいでした。

ちなみに、ニュージーランドはインフレがすごくて(未だに金利は普通預金でも日本の定期の日本の5倍くらいだし)、昔は1ドル=100円の感覚が1.5ドル=100円相当というかんじです。日本の生活実感と比べた場合という意味で。

全員参加なのに、ぜんぜんきつくないのは、まるおさんが紹介している「中華集団全体主義」が発生しにくい構造になっているのかもしれないと思いました。


【544】 管理人 2010/04/15(Thu) 01:04
投稿者からの依頼により削除しました。

【547】 カワバタ 2010/04/16(Fri) 15:46
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9回目が更新されてます。
今回は日Pに相当する、NZPTAの人に聞いています。
「5つください運動」と「一人一役」の違いに注目。

OTさん、いくつも要因はあると思うのですが、

まず、ライフスタイルとして、夕方5時に仕事を終えることを重視する人が多いこと。いったん、仕事をやめても、また仕事に戻ることができるのが、日本よりも簡単なこと、などで、やりたい人ならやれる(今の日本のPTAは、意欲がある人でも、2年連続は無理みたいなかんじ)ふうな按配になっているからでしょうかね。
子育て期にいったんキャリアをあきらめた女性かまた専門的な職業につくことは珍しくないですし、そもそも、最初からワークシェアや、一人の人が、複数の仕事で生計を立てることも普通なので、いろんな「隙間」が人々の生活の中にあって、その「隙間」を公共のために使いたい人は使うよ、というのがまた自然です。


【548】 とまて 2010/04/16(Fri) 20:27
拝読しました。全員加入だけど義務的でなくて、立候補が居なければ「委員会メンバーが3人に減ってしまった」という状況に至るところが、逆に、感動的です。そういうことが当たり前と思えない、こちら側が異常なのでしょうけれども…。

【549】 カワバタ 2010/04/17(Sat) 14:35
そうですね。
そこまで「減ることが出来る」ことに感動ですね、たしかに。

すごいや。
ぼくもそう思いました。


【550】 管理人 2010/04/17(Sat) 16:23
投稿者からの依頼により削除しました。

【551】 カワバタ 2010/04/17(Sat) 18:45
ひとつだけ言えるのは、血脈の問題ではないということです。
つまり遺伝的要因ではない、と。

というのも、あっちに行けば、日本人も簡単にキウィ化するし、逆ニュージーランドで学校理事会をやっていたような人たちをこっちにつれてきたら、そして、何年も役員をやってもらったら「他の人がやらないのはずるい」とか言い出すでしょう。

引きずっている制度・文化的なものというのは、もちろん、大きな要因ですよね。歴史が長いほど、いろいろな夾雑物がくっついて、本質的な部分とはちがうところで、あれやこれや苦労しなきゃならなくなったり。

でも、それを嘆いていてもまったく仕方ないので、自分たちができることはなにか、どのボタンをおせば、どう変わっていくだろうか、というのを考えるようにしています。

こと、学校に関しては、疲れちゃったら、自分の子を護ることだけに集中するのもアリだと思います。

PTA会長やって、自分の子どもと接する時間がほとんどなくなってしまうみたいなことって、本末転倒だし。


【552】 まるお 2010/04/19(Mon) 16:11
カワバタさん>
横入り、失礼いたします。
発言のご趣旨には大賛成です。

ただ、以下の部分はやや引っかかってます。
***
というのも、あっちに行けば、日本人も簡単にキウィ化するし、逆ニュージーランドで学校理事会をやっていたような人たちをこっちにつれてきたら、そして、何年も役員をやってもらったら「他の人がやらないのはずるい」とか言い出すでしょう。
***

日本人は確かに向こうに行けばカワバタさんがそうであったようにキウィ化するように思いますが、逆は成り立つでしょうか?
彼らが日本の公立学校に子どもを通わせることになったとして、日本流の全員加入や役職の無理強いに簡単に「適応」するでしょうか?
私にはそうは思えません。

この非対称が私には興味深いです。

カワバタさんの保護者としてのニュージーランドでの体験と現在の日本での体験の「露骨」なまでの対照を見せられ、彼我の違いにはただならぬものがあると改めて感じているところです。


【553】 カワバタ 2010/04/19(Mon) 20:40
あ、遺伝的な問題ではない、ということを言いたかっただけなので、別に、日本で生まれて日本で育ったキウィと、ニュージーランドで生まれてニュージーランドで育った日本人と言い換えてもいいのです。

その上で、まるおさんが言う、非対称が、完全一方通行の非対称ではないなとも感じています。

日本のPTA役員が100人いてそのうち80人がやらない人はズルイと思っており、残りの20人は思っていない。

ニュージーランドの学校理事会メンバーが100人いて、そのうち10人くらいは、やらない人はずるい(あるいは、我々はもっと感謝されるべきだとか、不公平であるという感覚)を持っており、しかし、大多数である90人は誇りを持って、ノブレスオブリージュとしての仕事をしているとする。

そこで、それぞれの100人を、取り替えてみましょう。
その際、日本からニュージーランドにいった100人の中うち、90人が「ズルイ」とはおもわずやりがいを強く感じるようになり、残りの10人は相変わらず「ズルイ」と思うかもしれない。

逆にニュージーランドから日本に来て、PTA役員にされた100人は(みんなバラバラの学校に放り込まれたとします)、三年後(学校理事会の任期)、やりがいもなく形式張ったものの中で疲弊する仕事を「なんでわたしだけ」と思うようになる人がたくさん出てくると思うのです。彼らのうち多くが、「こんなのおかしい」と改革を試みるも、あえなく挫折。そして、精神を病む人もいたり……。

なんてシナリオがぼくにはリアリティがあると思います。
でも、多少は非対称だろうなとも想像します。

あくまで、仮定の上に仮定を重ねた、床屋談義レベルの思考実験ですが。


【554】 まるお 2010/04/19(Mon) 22:32
カワバタさん>
私が非対称性が現れるのではと思ったのは、それぞれの土地で成人した人が現実に国を移した場合です。

日本も表向きは民主主義の国なので、ニュージーランドで生まれて育って保護者となった人が何かの事情で日本で保護者をすることになったとして、PTA問題をめぐりすんなりことが運ぶとは思えません。
でも、逆(日本→ニュージーランド)はとくに問題はありそうにない。

ただ、これはカワバタさんの言わんとされたこととはズレていたようですね。了解です。

>あ、遺伝的な問題ではない、ということを言いたかっただけなので、別に、日本で生まれて日本で育ったキウィと、ニュージーランドで生まれてニュージーランドで育った日本人と言い換えてもいいのです。

日本生まれの日本育ちで、その家族も日本文化に完全に同化している「キウィ」なら、PTA問題をめぐりふつうの日本人と同様の反応をする可能性は大だと私も思っています。


【555】 管理人 2010/04/20(Tue) 05:58
投稿者からの依頼により削除しました。

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