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ボランティアとは?
【643】 ライラパパ 2010/07/07(Wed) 18:45 home
私は小学校の朝の交通当番を拒否しています。
その理由は「魔金(まか)不思議な保護者とPTAの関係」に詳しく書いております。

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6月29日に地区懇談会という会合があり、ここでこの地区理事をしている保護者と話をする機会がありました。その時に学校長とどの様な話をしたのか聞くと「余り詳しくは説明されず保険のこと?を言っていたくらいの記憶しかない」との口ぶりでした。
こちらが詳しく説明すると、その様な詳しい説明はなかったとの返事。

ここで二つ問題が出てきました。

一つは学校の不手際だったのですが、もう一つは保護者の意識でした。
地区理事からこんな言葉が出ました。
「学校から集団下校をするときにお母さんの中には朝の交通当番をしていない所の子どもを、どうして一緒に連れて帰らなければならないの?というお母さんも居ました。」「私は話も聞いているしそんなことは思いませんが」と言うことでした。

「仮にそのお母さんが私の子どもに対して不用意に何か言ったとき、そのお母さんの意志に係わらず子どもが不快に思えば下手をすると人権問題に発展するかもしれない。そのお母さんはボランティアの意味をわかっているのだろうか?」「取りあえず学校のこともあるので明日学校に行って説明を求めます」

地区理事をしている保護者の方とこの様な内容の会話を交わしました。

ここでふと気になりました。「ボランティアの意味を知らない人達がボランティアをしている」「これはこのお母さんが小さい頃から、教育の中で培われたものではないか?」
そう思うとPTAの問題を皆さんで議論し、その中で出てくる疑問に思っている事などの根幹ではないかと思うようになりました。
私は「ボランティアとは何か?」このNPO法人が出している記事を見てこれを保護者みんなに読んで貰い勉強して欲しいと感じました。

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学校側は特に中学生は自己推薦の内申書にボランティア活動に従事した感想などがあるらしく、教師達は中学生にボランティアを勧めています。

教師はボランティアのことについて、どの程度理解しているのだろうか?
教師はボランティアの表裏一体の本当の意味を教えているのでしょうか?
ここに大きな疑問があります。

多くの保護者、保育園など小さな子どもがいる方、もう子育ては終わったよと言う方、様々な方々の意見を聞いてみたいです。
ここで皆さんのボランティアについての意見をお聞かせください。

【644】 まるお 2010/07/09(Fri) 13:36
「PTAはボランティアじゃない。保護者・地域住民の責務である。」
と主張するP協がありましたので、リンクしておきます。

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【646】 とまて 2010/07/09(Fri) 17:10
 ボランティアについて、学校で教わった記憶は無いんですが、大学でボランティアサークルに入っている友人から、“自分がボランティアをしないことに負い目を感じる必要は無い”という大切な原則を教わりました。(ボランティアサークルに入っているのは、その友人であって、私は、ボランティアサークルにも入っていませんし、ボランティアをやりたいと思っていなかった)

 そして、子供が私立幼稚園のときに、教材作りを手伝うボランティアに参加。春先の大勢のときでも冬になって一人きりのときでも、毎週月曜日は数時間準備された部屋に入って色画用紙を切りました。友人に教えていただいていた御蔭で、気負わず気軽に続けることができました。

 まるおさんの、恩についてのご考察★click here★とも関連するかもしれないのですが、“自分がボランティアをしないことに負い目を感じる必要は無い”と、“ボランティアする人としない人がいても不公平だとは思わない”は、もしかして表裏一体となって繋がっているのかしら?とも思います。


【651】 ライラパパ 2010/07/09(Fri) 23:35home
まるおさん>
いろいろなとらえ方がある物ですね。しかしこの記事を書いた人はPTAが社会教育関係団体であるという認識が内容に思えます。そう言った意味ではPTAという組織を考えたときに複雑だと感じます。

とまてさん>
同意します。「恩」を感じると言う意識がが生活の中で失われているのではないかと感じています。
仕事場で6?歳の男性がいますが、「昔は向こう三軒両隣などが協力しながらやってきた。元々日本人にはそう言った意識があったけど、いつ頃からボランティア、ボランティアとありがたいように言うようになったのかなぁ」と話をしてくれました。
「高校受験の自己推薦の内申書にはボランティアに参加したことを書いた方が有利になるようです」とこの方に話をしたらとてもビックリしていました。
この話の内容は年齢によっても見方が違うんだなぁと感じました。


【652】 PTAのあり方とは・・ 2010/07/10(Sat) 09:54
昔当地では「かけ買い」というのがあって、個人商店での買い物は「ノートに買ったものを記載して、給料日に一括して支払う」というシステムが存在しておりました。
「いいよ。ノートにつけとくさぁ〜」というような自然発生的なもので、ある意味で”助け合い”だったと記憶しております。

「PTAが保護者・地域住民の責務だ」とするのは問題が多すぎますが、「助け合い」とすることであれば、少しは理解出来ます。
「助け合いの強制」は成立しないことは、甲賀市自治会裁判ではっきりしたものと考えますが、それを”評価”の対象とすることに問題はないのでしょうか。
”有利”とか”不利”とかということではなく、”生き抜く知恵”として「助け合う」知恵を見守って頂きたく思います。
殺伐としてしまいます。

あ! 書きながら気付いてしまいました・・評価の対象とする動きは”新しい公共””協働の街づくり”への布石だったのかしら?
”あざとらしい”公共ですね。


【656】 ライラパパ 2010/07/10(Sat) 17:44home
あり方さん>

 そうですよね、
「”有利”とか”不利”とかということではなく、”生き抜く知恵”として「助け合う」知恵を見守って頂きたく思います。
殺伐としてしまいます。」

ごもっともです。

 学校の事になったときにどうして話が難しくなるのかはある意味簡単なことで、学校を運営しているのが行政で、ここが公務員にありがちな組織として限りなく黒に近い灰色のようなことをしていて保護者から理解されていないことが最大の原因だと思います。
教師個人として見れば大変素晴らしい教師も多いので、組織で信用を失っていることはもったいないと思うこともあります。

ボランティアをしようとするときに組織でやるのであれば双方の信頼関係は大変重要になると私は思います。


【657】 まるお 2010/07/12(Mon) 15:49
PTA問題をボランティアとのかかわりで考えたときに、二つの問題があるように思います。

一つは、先に紹介したように、「PTAはボランティアではない」とする考え方。
しかし、これは、「違法」な考え方ですね。
PTA法なるものがあって「保護者はPTAに入るものとする」と規定されているわけではないのですから。

憲法で保障されている消極的結社の自由を侵すものです。
※消極的結社の自由:結社に加わらない自由

もう一つは、PTAはボランティアであるとしつつ、「自発性」を無視する考え方。
しかし、「ボランティア」から「自発性」を外せば、それは、もはや「ボランティア」ではなく「勤労奉仕」です。
ことばは、正確に使われるべきです。

法とことばを大切にする。
こんな社会人としての基本中の基本がないがしろにされているのが、PTA問題だと思います。
社会の調和と発展のためには、まずもってことばと法が大切にされる必要があるのではないでしょうか。
日本最大の社会教育関係団体たるPTAの、法とことばに対する「冒涜」は、本当に深刻な問題だと思うのです。


【658】 ライラパパ 2010/07/13(Tue) 23:23home
まるおさん>

「法とことばを大切にする。」
この事は教育界では蔑ろにされている事と感じます。
教育行政は行政の中でも情報公開や民間との交流などでもっとも遅れた行政と感じています。

PTAの入退会でも、購買等を運営し直接学校に寄付をするなどの行為でも、違法性がありながら違法性=罪ではないとする姿勢で教育をしています。
刑事罰でなく民事であれば誰も責任をとらなくてよいという考えから「法」を大事にする意識が希薄なのではないかと感じます。
学校の先生、特に管理職は自身に降りかかっては困ると言う考えから差し障りのない抽象的なことしか「ことば」を知らないのではないかと感じています。
抽象的な言葉でボランティアの事を子どもや保護者に説く事を教師がしても抽象的すぎて理解が出来ないのではないでしょうか?

ボランティアの事について考えていても何故かこのあたりの話になっていくのは教育行政に対する不信以外の何ものでも無いとおもいます。


【669】 とまて 2010/07/20(Tue) 16:10
『公立学校教職員の勤務時間と校長』【668】 の続きで書きたかったことなのですが、ボランティアに関することなので、ここに繋げさせてください。

PTAの入退会自由を議論するBBSを拝読していると、『ボランティアは日本の風土に合わないのではないか』という意見をよく見かけます。それに関して、私は、日本のPTAが、ボランティアを歪めているのも一つの大きな要因ではないか、と思うのです。【657】まるおさんの仰る、
もう一つは、PTAはボランティアであるとしつつ、「自発性」を無視する考え方。
しかし、「ボランティア」から「自発性」を外せば、それは、もはや「ボランティア」ではなく「勤労奉仕」です。
とも繋がると思うのですが…。

一体いつからPTAは任意で無くなったのだろう?ということに興味があって調べたのですが、何か、最初から強制加入が主流だったみたいで…。自分のブログにリンク貼らせていただきますm(__)m

ソースとしては、
『PTA読本』(文部省内PTA研究会、時事通信社共編1948)
★click here★

『読売新聞朝刊』1967年(S42年) 
★click here★

この60年間、適正なPTAを作っていたら今頃は日本人は、もうちょっとボランティアに馴染む人たちになっていたかもしれないですよね。私は、幼稚園のボランティア活動はそこそこ楽しんでいたのに、PTA役員・委員・活動の押し付け合い体験でボランティアには近づきたくないと思うようになりました。

ボランティア精神を歪める装置を温存しておいて、ボランティア精神が育ってないから現状維持で、と言う。こういうのをマッチポンプっていうんじゃないでしょうか?
(実は最近マッチポンプっていう言葉を覚えて、使ってみたかったんです…笑)


【670】 まるお 2010/07/20(Tue) 17:06
>PTAの入退会自由を議論するBBSを拝読していると、『ボランティアは日本の風土に合わないのではないか』という意見をよく見かけます。

確かに。
さらに付け加えたいのは、「ボランティアは日本には合わない」と言うのなら、「勤労奉仕」の体制を推し進めるべきだと思うのですね。そういう立場をとるなら。
そこをごまかしているところも、問題だと思います。

ごまかして、だまくらかしている。
「本当のこと言ったら、あの人たちは働かないから」と。

これって、まさに「知らしむべからず、依らしむべし」の態度であって、民主主義の否定だと思うのですよね。
そういう点をぜんぜん自覚されていないように思います。

で、彼らが民主主義を否定するなら、まだ話は分かりやすい(筋が通っている)わけですが、表面的にはボランティアや民主主義を「信奉」している(=ダブルスタンダード)、ところが、ややこしやだと思います。

なちぶうさん>
はじめまして。
とっても勉強になるサイトをご紹介いただき、ありがとうございます。
今後とも、よろしくお願いいたします<(_ _)>。

追記
「たあいむ」さんの発言、しびれまくって読ませていただいておりました。


【672】 PTAのあり方とは・・ 2010/07/20(Tue) 17:55
なちぶうさん>お疲れ様です。ご紹介ありがとうございます。
「PTAは入退会自由」から読ませて頂きました。
周知否定派(?)の方々のある意味での”純粋さ”に対話の難しさを感じております。
勉強させて頂いております。


【673】 まるお 2010/07/20(Tue) 18:31
自己レスです。
今、「PTAは入退会自由」のほうを読ませていただきました。
ますますなちぶうさんのお考えにしびれました。
いっぽうで、PTAの参加を義務化すべきと言う方が複数いらっしゃるのですね・・・。

う〜ん。

義務化論者に対してどう応えていくのか。
考えていく必要がありますね。



【675】 いっこく 2010/07/20(Tue) 23:55
まるおさん>
ひとまず、釘を刺しておきました。あんなもので良かったでしょうか。


【676】 まるお 2010/07/21(Wed) 00:06
いっこくさん>
勉強になりました。
ありがとうございます。
そうですよね。憲法にかかわる問題なのですよね!


【677】 なちぶう 2010/07/21(Wed) 00:08
なちぶう=たあいむ です。
PTAのあり方とは・・さん、いっこくさん
件の掲示板にご参加いただきありがとうございます。
PTAが無くなったら子どもたちの教育に悪影響が出る と書き込みをされる多くの方は、きっと善意に満ちた方々だと私は思います(少しの皮肉も入っていません)。

問題なのは、その善意が危うい方向に向かいがちなところです。


【678】 ライラパパ 2010/07/21(Wed) 00:19
とまてさん>
 古い資料ですが、もうこの頃からPTAは問題だらけだったんですね。学校、PTAと言う組織は自分達に都合の悪いことは絶対に書面にして残すことがありません。それを裏付けしているような記事ですね。
私が「教育を巣食う非常識」「魔金不思議な保護者とPTAの関係」をホームページやブログにして残そうと思ったのは学校、PTAがどの様な経緯で今があるのかを残さないから此方で残そうと思いました。

まるおさん>
ごまかして、だまくらかしている。
「本当のこと言ったら、あの人たちは働かないから」と。

そうなんです。「ごまかして、だまくらかしているんです」ごもっともな表現ですね。
執行部や学校側は「入退会自由を公表してしまうとPTA自体が、持たないのではないか」という強迫観念から本来やらなければならないことから目を背け、「ごまかして、だまくらかしている」のだと思います。
この自信の無い団体に保身以外に何が出来るのかは疑問です。

あり方さん>
なちぶうさんの「PTAは入退会自由」を私も拝見しました。
沖縄の現状を私も知らないのですが難しいようですね。
あの書き込みを見ると全体的にですが、何を中心として何を論点としているのかがよく分からないですね。
PTAが社会教育関係団体であり、任意のサークルで会員の人権に関する法律など前提がいるのではないかと感じました。
なちぶうさんはよく凹まず頑張っていると思いました。
私もあの書き込みを見て、「う〜ん」とまるおさんと同じ反応を示してしまいました。



【679】 いっこく 2010/07/21(Wed) 00:37
なちぶうさん>
クローズド掲示板に参加することをお勧めします。オープンな掲示板では個人情報に近いことは書けないので、具体的なことが書きにくいと思います。


【680】 PTAのあり方とは・・ 2010/07/21(Wed) 02:07
皆さま>深夜に失礼致します。
先ほど例のサイトで仕掛けてみました。
難しさを感じておりますが、関わりを持ちたいと思います。

ライラパパさん>沖縄は純粋な方が多いようです。
斜に構えることが出来ない、どちらかと言えば、おおらかな考えなのです。
しかしながら、難しい話になると”話を聞くことを拒絶”してしまいます。
法律論が通用するか・・難しいと思いますが、中には疑問に思う方々もいらっしゃると思いますので・・。


【684】 暴れん坊お姫様 2010/07/25(Sun) 22:38
こんばんは、私は高校の時にインターアクトクラブと言う部活道をしていたせいかあまりボランティアに抵抗もなく楽しく息子が小学校の時から7年間あまり毎朝の登校の見守りをしておりました(現在は仕事の都合で登校時の見守りはしていませんが)その時に色々地域の方々や小学校の先生方との関わりもありましたが中には「そんなことまでして息子に何か利点があるの?よほど暇なのね!」等々意見を頂きましたが「子どもが好きだからわが子だけでなく誰でも同じように見守っているだけだよ」と言い返してきました。一部の人たちは何か自分に利益をもたらすためにボランティアはあると思っているみたいですね。その典型的なことが高校受験の内申書にボランティアの記載らんがあることだと思います。 私の住んでいる地域の中学校では内申の為に年に1〜2回川原の草むしりボランティアが全員参加でありますしかも土曜日に行いそして月曜日に振り替え休日とするどれもこれも不思議なことですよね?学校行事にボランティア?を組み込みしていても良いのでしょうか?息子が通っている私立中学ではありえないことです自主的に参加することがボランティアと息子は学校で指導されているそうです。文章力がなくてすみません

【687】 PTAのあり方とは・・ 2010/07/26(Mon) 17:57
暴れん坊お姫様>はじめまして。こんばんわ、です。
>学校行事にボランティア?を組み込みしていても良いのでしょうか?
「ボランティアの強制」ですね。
日本の学校では、PTA入会が半ば強制的な「自動入会方式」を採っておりますので、学校行事として児童生徒へボランティアを強制することについては”当然だ”と思っているフシがあります。

私は、”善行は自らの心を豊かにする”と思っているのですが、これが自らにもたらす最大の利益なのかもしれませんね。


【688】 とまて 2010/07/26(Mon) 20:18
暴れん坊お姫様>こんにちは、初めまして!
違っていたらごめんなさい。ひょっとして、署名活動にご参加いただいた方ですか?

このトピの上のほうの【646】に書いたのですが、「ボランティアをしないからと言って、負い目に感じる必要は無い。ボランティアをしたいときがあったらする。」という経験を経て、ボランティアに気負わずに参加できるようになる、と私は、考えています。

ですから、基本的には学校でボランティアを強制するような形には賛成できません。内申書のためなんていうのもイタダケナイと思います。出席を採らない形(希望者のみで課外活動?)ならひょっとしてOKな気もするのですが。草刈って、結構いろいろな発見が有って勉強になるという面もあるのではないかと。私個人の感想なのですが…。


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