Think! PTA! Open BBS 過去ログ

[トピックス一覧へ]

過疎地PTAの情報求む!
【2623】 猫紫紺 2012/10/26(Fri) 22:45
あたらしくスレ立てさせてください。

他のトピックで紹介★click here★【2606】【2607】した、わたしが気になっている過疎地の情報、ある退職校長先生のブログをようやくみつけました。

朝日もPTA任意加入を支持!?――★click here★

そのなかの2番目のコメントに、過疎地では難しいという旨のものがありました。
PTA加入全世帯(教員含む)が18軒とのことです。

元・校長先生ブログの続きのエントリです。
PTAの任意加入問題――★click here★

わたしは都会住まいですので、こうしたPTAの実態も知りたく思います。事情の説明がきちんと学校からあるならば、わたし自身は、できる範囲で手伝いたいと思っています。
お金は少しでも多く欲しいですが、お金で買えないもののほうが大切かつ手に入れにくい、と個人的には考えています。ただこれは単純に、今のわたし自身の状況からこう考えるに至った次第です。責任ある立場で働いている方もいらっしゃいますし、事情は人それぞれですから、この考えをどなたかに押し付けるつもりはありません。

会員は、家庭や自分を大切にしつつ、他者のさまざまな事情に配慮し、支えあっていくPTAが理想かな〜・・。
会計や運営の透明性を確保し、説明をしっかりしていることが必須条件。入退会自由が保障されているのが理想です。

はっ、脱線しました。
地方によっては、入退会自由なんて言ってられない、という実態があるとのこと。

どうでしょう??
過疎地、小規模校などのPTA事情、ご存知の方がいらっしゃったら、ぜひ教えてくださいませ。

【2624】 とまて 2012/10/27(Sat) 12:49
すみません、他サイト様(ブログ)のコメント欄の一般の方の文章を全文引用することについて、ちょっと、私の中でボーダーライン上にあって迷っております。“URLと、何番目のコメントで、こんな内容”レベルで書くので支障が無ければ、その方が、何か気が楽というか…。如何でしょう?

【2625】 猫紫紺 2012/10/29(Mon) 19:04
とまてさん、ご忠告承りました。レスを拝見したのが遅くなりましたが、修正いたしました。

ほかの方、どうぞ、情報ありましたら、よろしくお願いいたしまs。


【2626】 理子 2012/11/01(Thu) 23:13

各方面に友達がいますので 知っている範囲で書きます。

いずれも 小規模小学校ですが、PTAが任意団体とは説明されず 入学と同時に自動加入になっているようです。

舞鶴の友達は 愚痴を言いながらも 人数が少ないし、人手がなくても無理をして役員の仕事をしています。

一方、山梨県の友達は 役員なれしていると言うか、全然苦痛に感じていないようです。
保育園の時は、人数が少なすぎで毎年のように役員をしていました。
でも、体がついていかなかった〜!とあっけらかんとしている彼女です。

埼玉の方は、これまた 全然苦痛に感じていらっしゃらないと言う…

この三名のみを見ていますと、本人たちの性格、健康状態、生活環境で感じ方が違うように私には感じます。

考え方が楽観的な友達は、苦痛に感じていないんです。

あくまでも 私の周りの友達の話ですが… (^_^;)

PTA自体もドロドロしていないのかもしれませんね!


【2634】 とまて 2012/11/06(Tue) 10:41
 学校の規模とか、その地域の雰囲気など様々な要因が考えられて、様々なバリエーションが在りそうですね。街中でも小規模校って有ったりしますよね?家の方よりも、繁華街の中に1学年40人に満たない小規模校が有ります。そこは、子供一人当たり二年に一度何らかの役割が割当てられるそうで、友人は、子供が二人小学校に入っていた時期は、毎年何かをしていたようです。
 まぁ「同調圧力」は強い地域ですよ。ほぼ全員が中学校受験するそうです。逆に、そういう環境だから疑問も持たないというか…。ただ、そんな中にだって体調の悪い人などは居ない筈はありませんね。どうしているのか今度、伺ってみます。

 あと、繁華街じゃなくて本当に人家が少ない地域で先生をなさっていた方に、ひょっとするとお目にかかれる可能性がありますので、その方にも、実体験やご感想を伺ってみます。

 理子さんがなさったように、個人的に聞き込みしないと、何となくその情報は集まり難い感じがします(大規模校だって、PTAに疑問を強めに持つ人って小数派ですから…)。


【2635】 猫紫紺 2012/11/06(Tue) 16:19
理子さん>
早々にレス頂いたのに、こちらに返信できなくて申し訳ありません。3人分の情報ですね。貴重です!

>本人たちの性格、健康状態、生活環境で感じ方が違う

これ、本当にそうですね。

あるワークショップでちょっとした体験をしたのを思い出しました。2人ずつ組になって「1,2,3」を順に声掛けしあうのです。私が「1」相手が「2」私が「3」相手が「1」……とつなげていくもの。これを、相手を変えて3回ほどやりました。その後、ひとりひとり感想を言い合ったのですが、同じ体験でも人によって感想が全部違う!ということを目の当たりにし、目からうろこが落ちました。(自校PTAもそうですね〜。中規模校ですが、適応して楽しそうに活動する人、委員決め役員決めで傷ついた果てに学校主催の保護者会にすら出られなくなった人、それぞれです。)

本論から話ははずれましたが、小規模校のPTA観察結果なり、体験談をうかがえるとうれしいです。個人の感性が付帯情報として入るならなおうれしいです。

とまてさん>
耳寄りな情報、ありがとうございます!
ほぼ全員が中学受験をするって、その動機は…もしかしてPTAをしたくないから??

そうですね。中規模の自校でもPTA批判をいいづらいですもの、小規模校では「内緒話」として個人的に聞き込みしないと本音のところは集まらないかもしれませんね…

引き続きの情報、お待ちしております。


【2636】 FJN 2012/11/06(Tue) 18:09
今年7月発行<大阪府教育センターNEWS>第44号の2ページに「へき地等学校教員夏期研修を開催」という見出しの記事があり、こう書かれています。
7月7日(土)の七夕の日に、大阪府の最北端(標高500m)にある能勢町立天王小学校において標記研修を開催しました。
大阪のへき地・遠隔小規模校の教職員とPTA会員の総勢約180名が一堂に会し、天王小の取組・全校劇の発表、PTA活動報告・合奏等が行われました。
また、本研修は、今年度よりPTA連絡協議会研修大会と合同開催しました。
全校劇「天王てっぺん宝の山 Part3」では、地域の方への聞き取りをもとに、かつて村の暮らしを支えて来た「凍り豆腐作り」について、全校児童7名が一人で何役もこなしながら自信たっぷりに演じていました。
劇の最後に、「将来の天王に役立つよう、今できることをがんばります」と決意を述べた6年生児童の言葉が深く心に残りました。
また、PTAと教職員、児童22名による全員合奏「情熱大陸」では、すべての児童にスポットライトが当たるよう、PTAや教職員が陰になり日向になり児童を支えておられる様子が見てとれました。
さらに、地域の方々でつくられている「すみれ会」では、校舎の至るところを生け花で飾る等、児童を取り巻く環境を整えておられました。このように、学校・保護者・地域が一体となって、天王ならではの特性を生かし、たくましく生きる児童の育成をめざす天王小とPTAからの発信は、参会の方々の大きな拍手で包まれていました。 (企画室)
  ◆アプローチ先のURL――★click here★
記事にある【教職員とPTA会員の総勢約180名】は成人の人数だろうと思います。【PTAと教職員、児童22名】は『成人15名プラス児童7名のことかな』と思いました(誤読しているかもしれません)。

なお、【大阪府へき地・遠隔小規模校PTA連絡協議会】でネット検索すれば、何か参考になるかと思われます。


【2676】 田舎者 2013/01/08(Tue) 19:43
初めて書き込みします。
自分の市に児童20数人の複式小学校があります。運動会、授業参観など学校行事も資源回収や運動場の環境整備などPTA行事も地域の方に参加してもらう。学校行事・PTA行事・自治会行事という区別をあまりしない(区別するほど人口がない?)とでもいうか、どこ(誰)が音頭を取るかの、いい意味で「おらが地域、おらが学校」の感覚。不便さと田舎特有の人間関係に慣れれば、ゆっくりと時間が流れていく豊かな周辺環境で子育てできると感じられるそうですが、逆に馴染めない人には苦痛なのかもしれません。
他に市内には単学級校が6校あり全体の3分の1になる。うち3校は市制前からの創立100年以上、2校は昔中心市街地と栄えた地区の元大規模校、そこからの分校1校、もう1校は高度成長期にできた公営団地内の学校。一口に小規模校といっても成り立ちや周辺環境がずいぶん違うので、自治会もPTAもそれぞれ。古い学校のある地域は、市街地に比べどこも基盤整備はずいぶん遅れていて行政への不平不満は強いけど、その分自治意識は強く、要望は要望、自分たちでできることは自分たちでという気概が強く残っているようだ。自分の住むところの学校は小規模⇒中規模⇒小規模と変化していて、学校への思いの強い人は多いが複式学校の地域ほど一体感はなくPTA活動も活発⇒鈍重の繰り返し。人数少ないので何かしたくてもできないことの方が多いから無理強いする・されるという印象は薄いのかもしれない。
大規模校⇒小規模校と変化の激しい地域はPTAと学校、学校と地域の連携はあってもPTAと地域の連携は希薄だと言っていた(かつてはPTA単独で何でもできたので連携の必要がなかった?又は連携が面倒くさかった?)ことが意外だった。公営団地内の学校は地域との連携はないに等しく、外国人が多いため非加入も多く行事どころではないと聞きました。大規模校は新興住宅地帯でPTAと地域の関係はほとんどなく、保護者同士の顔も見えにくいと聞きました。
 入会届・退会届のあるPTAは聞いたことはないけど、事前説明しているところは半分くらい、非加入者がある学校も何校かはあったと思います。自分が見聞きした感覚では加入・非加入はあまり問題視されていない。一子一役は二つに割れます。抵抗感が強い人とシステムとして友好的だという評価に。でも大規模校は人数が多い分、委員はすぐに手が上がるらしいです。小規模校はお互いの顔が見えすぎているから本音はちょっとわからない部分もある。比較的良好な関係のところもあれば超白けているところもある。
やっぱり人次第なのかなあ。

 別のスレですが小学校PTAは会長を経験しない書記・会計の男性役員(保護者)は以前から普通にありです。今も役員の半数は男性で勤め人がほとんどゆえに、役員は受けるが会長はできないという人がほとんど。女性もパート含め働いている人が多いです。会長候補は役員の中から話し合いで決めます。
以前所属の中学校PTAは女性会長で、男性の書記・会計の方もいらっしゃいました。


【2677】 猫紫紺 2013/01/09(Wed) 14:54home
田舎者さん>
(よびかけにくいハンドルネームですが‥もうしわけないです)

 過疎地のPTA詳しい状況、ありがとうございます。複式小学校、という言葉をまず検索してしまいました。この概念★click here★で合ってますか?

>人数少ないので何かしたくてもできないことの方が多いから無理強いする・されるという印象は薄いのかも

人数が少ない分、活動もシンプルなのかもしれませんね。委員会が少ないとか。

 ご参考に、わたしの子どもが通う地域の「PTAのしおり」(区P連/教育委員会 連名発行)には、組織図ががっちり載っています★click here★(元記事★click here★)これだけPTAの形ががっつり指導されてしまうと、まず組織ありき、になってしまい息苦しさを感じる原因になっていると思います。ちなみに自校は中規模校です。

>運動会、授業参観など学校行事も資源回収や運動場の環境整備などPTA行事も地域の方に参加してもらう

とありますので、学校運営に、PTAと地域が協力する、みたいなイメージでとらえていてよいのでしょうか?
 国家財政が厳しく地方への補助金が削減され、地方財政も厳しい折柄、「お金がないならマンパワーで解決しましょう」、ということかな、と考えます。これって、いいことなのか、忌むべきことなのか、わたしにはまだ答えは出ていません。少なくとも、学校運営の協力は、学校サイドからきっちりお願いをしてほしいな、と思います。そうしたら、PTAもなにも関係なく、わたしだったら気持ちよく働けますもの。

 教育財政に関しては、都心部と地方によって著しい不均衡が発生しているのは確かなので、なんらかの手立てを、行政には考えていただきたい。本来なら、このような実態を文科省にプレゼンするのが、日Pの役割なんだと思います。「子どもに見せたくない番組調査」の調査結果を、恣意的に集計している場合じゃなんだよ、日Pさん。
 …すみません、大いに脱線しました(汗)

 地域とPTAと学校のことも、くわしく教えてくださりありがとうございます!「連携」とひとことで表しても、お互い対等な立場なのか、PTAの保護者は地域のお手伝い的立場に徹するのか、違いがいろいろありそうで、すこし疑問に思いました。
 やはり、公立校ですから、学区がかかえる地域特性を反映しているのですね!PTAの加入届等の整備が無くても、非加入者がいて、問題なく過ごしている様子というのが、また新しい発見でした。外国人が多いとのことなので、学校もPTAも対応方法ができているのかもしれません。連想しましたが、自校にも外国人で日本語が堪能でない方がいて、「対応どうする〜?」的なはなしが出たことがありました。けれど、すっきりした答えが役員会の場ででたことはなかったように記憶しています。

>やっぱり人次第なのかなあ。

これ、すごく共感します。
  組織が先か?
  仕組みが先か?
  それとも人か?
みたいな。
 たぶんこれらは車の両輪で(三輪車ですがな(笑))、どれが欠けてもうまく働かないというか…お互いを補い合うというか。そんな感じがしています。

 役員の男女構成の話も興味深いです。えらくさばけた地域のようで、組織が回れば男女関係ないじゃん、的なところがいいですね。

 それと、

>自分が見聞きした感覚では加入・非加入はあまり問題視されていない。

ここが、一番興味深いので、また、お時間のある時に詳しく教えてくださるとうれしいです!


【2680】 田舎者 2013/01/11(Fri) 18:02
複式学校はその概念です。現在は1年と2年が単式、3,4年と5,6年が複式の4学級。PTAの委員会は聞いてないですが、全世帯が会長を経験するって言ってました。自分のところのような小規模校は役員会と委員会が2〜3あるかなしかでしょうか?児童数や時代とともに形態も活動内容も変化しているし、これからも変化していくでしょう、たぶん。ただ防災対策と同じように現実に問題・課題に直面しないと自分も含め誰しもなかなか意識もしないし、重い腰もあがらないということは痛感してます。

>学校運営に、PTAと地域が協力するみたいなイメージで捉えていてよいのでしょうか?

地域のことって様々なんで上手く表現できるかな?
単純に人口少ないし、学校とか地域とかPTAとかって区別してる状況じゃないという感じだと思います。
自分のところもそうですが、地域の方から声が出たと思います。私見ですが田舎ほど、規模が小さいほど、顔が見える距離が近いところほど、学校という「場所」と「こども」が地域のものであると考えていて、地域の核、中心にある気がします。もちろん全ての人がそう感じている訳ではないと思いますが。
実際、児童数が減少しても学校は小さくならないし、最低限の学校行事はなくならない。逆に児童数が減少すると、校庭(運動場)の使用面積や使用量が減るんで、使わない場所に雑草が生える生える、これがすごい。除草剤を使う訳にはいかないし、「公立義務教育諸学校の学級編制及び教職員定数の標準に関する法律」で教員の人数は決まっていて、自分のところは管理職、事務職員(県職)用務員(臨時)含め12名、複式学校は9名。対応は大変だと思いますが、学校が地域やPTAにお願いしてくることはほとんどなくて地域(自治会始め色々)が学校にあれはどうだ、これはいいか、こんなんどうだ?と提案しているという感じです。中には学校にとって迷惑?な提案もあるだろうし校長・教頭はその対応に苦慮したんだと思います。(悩ましいことがあるって聞きました)。今自分のところは下校時のパトロールだけは学校が純粋に地域に呼びかけました。そんな感じです。PTAも大先輩?達に聞くと、行事も運営方法も元は学校主導じゃなくて自分たちが言いだしっぺで始めたことがほとんどみたいで、「こんなことしてたんだ」とか、一時期なくなって復活した行事もある。しかし時とともに課題の共有感も薄れ、共通問題がなくなれば?形骸化して負担感だけが残ることはよくあることで、連携という言葉の胡散臭さ。。。まさに問題が起きた時などはすぐに「連携」という名の下に何か新しい組織を作ります。各種団体集めて○○協議会とか△△連絡会とか。一度作ると廃止しにくくなり、時が経過し、その問題が風化していくと会の意味すら曖昧になり負担感だけが残る。経験しました。険悪な雰囲気にもなりました。今は形を変え意見交換の場、情報提供・情報共有の場としてゆるやかに機能させています。

>「お金がないならマンパワーで解決しましょう」ということかな、と考えます。
これは逆で、マンパワーだけではどうにもならないことは、行政に要望していこうっていう感じですか。
特にハード整備は自分たちでは何ともならないですもんね。

公教育の格差って都心部の状況を知らないので何とも言えないけど、全国統一学力テストでは平均としては地方の田舎の方がいいんじゃないでしょうか。
各自治体の首長の政策に因るところも大きく、地方では給食費の無償化などの子育て支援策を積極的に取り組んでいる市町もあります。自分の市は昔地域の要望に応えてすぎたため、人口規模にしては小中学校数が多すぎると思ってます。数年前には統廃合等学校配置計画が諮問機関から答申され、小規模校は全て統廃合の対象でしたが、地域からの反対はものすごくて一つも統廃合はされていません。保護者の意見は微妙に二つに割れてました。
ただ、部活動やスポーツクラブ、習い事、学習塾などの選択肢は少ない(ない場合も多い)のは事実。中学の部活動にも入りたい部がなかったりするので、社会教育格差は大きいと思います。また生活利便施設も徒歩圏内には少ないなど人工的な社会資源も乏しい。結果、限られた人の中で仲間外れにならないようにグループ化(群れる)してしまう。子どもの友人関係も入学前の保育園・幼稚園からのつながりに影響され、クラス替えもないので一旦作られた人間関係が卒業まで続いてしまう。切磋琢磨もできない。そうした関係は保護者にも同じことが言え、群れてしまう関係や風を読みながら行動する人、中に入れず外れてしまう人(自ら選択する人もいます)などが生じること、(それもご本人はきっと無意識なんですよね)が最大の問題でデメリットだと感じています。
こあたりは単一学級を経験していない世代の方には同じ地域でも伝わらないで、なかなか理解はしていただけないです。
加入・非加入はことはまた後日。


【2681】 田舎者 2013/01/15(Tue) 18:17
続きです。
地域とPTAは基本対等な立場です。行事への参加依頼などは他の団体さんと同じで強制とか下請けのようなことはないと思う。全く依頼のない地域(学区)もある。全般にPTA世代は参加率がよくないのでどこも小言や嫌味はよく言われていると思う。作業的な事は労働力として充てにしたい気持ちも分からないでもないし。またひと昔前の会員数と同じ感覚で動員めいたことを言う人もいるけど多数派ではない。そんなに充てにされていないのが現状で有難いような哀しいような。経験して感じたことは、どこの団体にも、どの世代にも大抵キーマン(必ずしも「長」ではない。むしろ「長」じゃない方がスムーズ)がいるのでその人達と良好な関係を築くことができる、そう、人と人とをつなぐファシリテーターのような人が必要だということ。これは団体の内部でも同じこと(人と人をつなぐ)が言えると思う、もう一つ傾聴の心がけ。
全くの私見と偏見ですが、バブル期に子育てをされた世代の方との調整が一番難しかった。口は出るが手が・・・。役員なども本来は「やりたい人がやる」は理想なんだけど、「やってほしい人に受けてほしい」が本音でした。
「できれば委員は避けたい」⇒「誰も受けないなら委員はいいけど役員はダメ」⇒「役員はいいけど会長はダメ」⇒「会長はやるけど市Pはダメ」という構図はほとんどのPTAで聞かれました。

>自分が見聞きした感覚では加入・非加入はあまり問題視されていない。

ご期待に沿う内容ではないと思います。市内全域じゃないけれど、今でいう派遣社員の期間労働のような方が一時期多かった地区がある。数カ月、数週間単位で市外へ転出、市内を転々とされる方などがあり、そのご家庭は自治会もPTAも加入されなかったケースが多い。自分が子どもの頃にもいたけどPTAへの加入非加入なんて知らないし、子どもにとっては全く関係なかった。そうした地域では今も非加入の方があってもさほど問題視されてないと感じています。加入しない方のことをよく思わない人、嫌な事をいう人はきっといると思うけど、集団でって言うのは聞いたことがない。
外国の方も多くが自治会やPTAには加入されないので、同じような感覚ではないかと思います。ずっと入退会届はないと思う。説明はどうだろう? 
 複式学校の地域のように田舎で古くからの小規模校は前に書いたように、できる活動自体が限られていて、してほしいこともさえままならないので、PTAへの嫌悪感みたいなものはないと聞きました。
 その一方、市内で一子一役のPTAは多く、とてもシステマチックな、また細かい免除制度を取り入れ運用しているPTA(大規模校が多い)もあれば、小規模校で全会員(全世帯加入)に係を割り当てて参加してもらおうというPTAもある。PTA活動は役員だけでやるものと割り切っているところもある。
 会長は絶対男性、会長はあいさつと外部の会議だけっていうPTAもある。一子一役も実際には大規模校ほど当てはまらない(そんなに役がない)ので矛盾してますよね、どうしてるんだろう? 
全体的には直接的な実活動自体が市外・県外と比べると少ないとは思う、ベルマークは聞いたことないし、資源回収も朝夕の交通当番も必要ないPTAもある。移動研修もないPTAの方が多いし、講演的な研修は中学校区で合同開催したり。これは各PTAが長い歴史の中でそれなりに考えてきているのだと思います。同じ市でも活動内容や運営方法がこれだけ違うので、全国となれば本当に色々あるんだと思います。

長々書きましたが、やっぱり分かりにくいですね。ごめんなさい。


【2682】 とまて 2013/01/16(Wed) 12:08
田舎者さん>
初めまして。PTAについて、いろいろと情報収集をされていらっしゃるご様子。お書込み有難うございます。今後とも、よろしくお願いします。

私が経験したPTAでは、一子一役系でして。一学年4クラスくらいというと、中規模校になるんでしょうか?実は、委員の数は増やそうと思えばどんどん増やせるのです。「一人でやっていると大変だろうから」、という理屈で、広報委員と学級代表を、各クラスから2人ずつ出す。これをやってしまうと、例えばバザー委員1・人権委員1・保健安全委員1・学級代表2・広報委員2・役員候補1で、1年当たり8人を供出しなければなりません。そうすると、一クラス辺り6年間で48人。『子供一人当たり一回は…、』体制の出来上がりです。(延べ40人以上だったら、全員が本当に1回やっても余ってしまう)

ところが、実際は、どうしても、どうしても引き受けられない人が居る。ので、断る理由が希薄な人が二回引き受けることになったりもするんです。また、委員を割当てられても、実質的には活動をしないので、他の人に負担がかかってしまう。

一人でやると大変だから人数を増やすのではなくて、仕事の方を減らす発想になかなか至らないのが残念です。
「断る理由を言ってください」ではなくて、「立候補」、せめて「推薦された本人に意志を訊く」くらいで回していくためには、アンケートを採るなりして、参加可能人数の実情を把握しておく必要が在るように思います。

中学だと3年間だから、半分で済むかというとそうでもなくて、詳しい内訳は覚えてませんが、計算した時は延べ7割の人(子供一人当たり)が3年間で何かをしないと回らない状態になってました。パートタイマーなどが更に増えますから、ホントに無茶なことです…。

法律的には、PTAは入退会自由な社会教育関係団体に過ぎないので、『入退会自由』を名実ともに実現しておけば、需要供給曲線の交差付近で暴走は止まる筈なのですが、そこを曖昧にしているためにお互いを苦しめあっていて、どちらかというと保護者間を殺伐とさせて教育環境を悪化させる組織に陥っているPTAが存在すると思っております。

以上、長くなりましたが、「一子一役は馬鹿馬鹿しいけど実現簡単です」、の例でした…。


【2683】 猫紫紺 2013/01/16(Wed) 14:40
田舎者さん>
当方がバタバタしている間に、本当に詳しい情報、2度にわたりありがとうございます!

私見ですが田舎ほど、規模が小さいほど、顔が見える距離が近いところほど、学校という「場所」と「こども」が地域のものであると考えていて、地域の核、中心にある気がします。もちろん全ての人がそう感じている訳ではないと思いますが。

なるほどなぁ、「子どもは地域の宝」という言い方がありますもの。それを地で行く感じなのかなあと思いました。なんだか、とてもあたたかいイメージが伝わってきます。

昨今では、核家族が孤立しがちなせいか、行政が「地域運営学校(コミュニティー・スクール)」というのをしかけています★click here★。自校でも、住民、学識経験者、学校長含め全部で10人の協議会をつくり、地域住民を授業に参画させる方法を探っているようです。

>「お金がないならマンパワーで解決しましょう」ということかな、と考えます。
これは逆で、マンパワーだけではどうにもならないことは、行政に要望していこうっていう感じですか。
特にハード整備は自分たちでは何ともならないですもんね。

これ、目からうろこが落ちました!イメージと反対です。
マンパワー(草むしり等)を出し切っても、学校運営ができないことがおありになり、そこを行政に要望、でしょうか。
ハード整備のお金は、行政から出るべきものですもの。そうですよね。自校では、PTAがアンケートを取って、学校側と相談しながら役員が集約、区のPTA連合を介して(教委?議会?)に提出、という流れです。

公教育の格差って都心部の状況を知らないので何とも言えないけど、全国統一学力テストでは平均としては地方の田舎の方がいいんじゃないでしょうか。

そうですね…格差、って、わたしの言いたいのは、ハード整備、学校運営するための人員拡充(法規制よりも増員)ができるかどうか、という面です。
たとえば、ひどい自治体になると、PTAの「割り当て寄付金」と称して会費を10万近く(円/年)取り、それをハード整備に当てて知らんぷりしてるところもあるそうですから。★click here★の3番目のコメントご参照ください。

学力の面では、わたしは詳しくないのですけれど、おっしゃる面も大いにあると思います。2012年は秋田県が学力全国一、というデータhttp://todo-ran.com/t/kiji/12090があるそうです。

単一学級で、人間関係が固定されてしまう問題は、たしかにきつそうですね。
考えが及びませんでした。いいときにはいいでしょうけど…

地域のお話、内容が深くて、ついていくのがやっとです。キーマン、ファシリテーター、なるほどなあ、と思いました。
わたし、まだまだ経験不足です。

>自分が見聞きした感覚では加入・非加入はあまり問題視されていない。

ご期待に沿う内容ではないと思います。(以下略)

こちら、現実を、周囲の皆さんがさらりと受け止めていらっしゃるように思いました。この方にはこういう事情があるから、まぁ仕方ないよね、的な…。いわゆる出稼ぎでしょうか。地域から一定期間離れる、という現実(行動)は、とってもわかりやすいですから。
ご参考に、こんな事例を連想しました。とある女性の半生記を読んだのですが、その方は在日3世で、日本国家からなにも支援が受けられない状況での共働き家庭に育たれました。なので、お母さまはPTAになど参加される余裕などなく、坂の上の有閑マダムにPTA活動は任されていたそうです。

…お寄せいただいた情報に、お返しできていない部分もあるかと思います。どうぞご容赦くださいませ。


【2687】 なな 2013/01/18(Fri) 00:43
猫紫紺さんwrote:
>学力の面では、わたしは詳しくないのですけれど、おっしゃる面も大いにあると思います。2012年は秋田県が学力全国一、というデータhttp://todo-ran.com/t/kiji/12090があるそうです。

これだけ気になりまして。
どうもこれは怪しいという話です。(詳細はリンク先)
秋田県の学力日本一説はウソ!? ★click here★


【2689】 猫紫紺 2013/01/18(Fri) 23:58
ななさん>
面白い情報、ありがとうございます!
拝読しました。

正直申し上げて、“秋田県の学力日本一説はウソ!?”という見出しが気に食わない――そう感じました。

「学力」の定義がことなる2つの全国テストの結果を比べているのですから。
文科省が作ったテスト:「生きる力」の基礎となるものを生徒が身に付けているか判定
大手進学塾が作ったテスト:私学を含む受験突破力を生徒が身に付けているか判定

 文科省 ―学力― 「生きる力」の基礎
 大手塾 ―学力― 「受験突破力」

このように対比できますね。

また、冒頭の、数字を使った2つ表の対比、

  平均正答率 と 成績上位3000番出現率

という、ランキングのベースが異なるのも気に入りません。
それぞれの欲しい情報が端的に表れたまとめ方といえましょう。
お子さんを有名大学に入れたい方は、大手塾の表が参考になることと思います。

なにはともあれ、勉強になりました!
ななさん、情報ありがとうございます。


[トピックス一覧へ]